「春香、大丈夫。顔色悪いよ。

何かあったの?」

「何もないよ。」

「そう。健次郎君ずっと春香を

見ているよ。多分春香の体調

気にしているよ。」

「マネージャーとして見ている

だけだよ。私の事・・・・。」

私は香織には素直に話をしている

けど香織にはリーダー的存在の

彼女に嫌味を言われていることは

黙っている。

もし香織が聡史君に話をして

健次郎の耳に入ったら今度こそ

いじめに会うかも知れない。

だったら黙っていよう。

その日の練習が終わり、私は1人で

帰った。何故かは

健次郎はファンの女の子達に

囲まれていた。