そしたらパーンと音がした。

健次郎が倉吉さんの頬を

叩いた。

私と香織は何が起こったのか

分からなかった。

「倉吉。これ以上春香を

いじめても俺が春香を

守る。春香は俺を嫌っても

俺は春香しかダメだ!!

お前が入る隙なんて無いんだよ。」

「健次郎君。あの子は幼なじみ

でしか見ていないよ。

私は本当に健次郎君が好き!!」

「春香が幼なじみでしか

見ていないでもいい。俺が好き

なのは春香しかいない!!」と

倉吉さんに言った。

倉吉さんはその場を去った。

香織からは

きちんと気持ちを伝えなさいと

言われた。

私は屋上に連れて行かれた。