今日は朝練。俺はキャプテンだから

早く学校に着くと春香がもう来ていた。

アイツは本当に見えないところで

努力を惜しまない奴。

1年の後輩にやれせてもいいのに

春香がやってくれている。

俺は聡史に言われた言葉が

俺の胸を締め付ける。

春香が俺に気づいた。

「おはよう。キャプテン。」

「おはよう。春香。」と

俺は思わず春香を抱きしめた。

これが後に春香を苦しめる

ことになるとは知らなかった。