「ねぇ、直哉。 さくら見に行こうか。」


「えっ・・・!?」


「さくら、見に行こうよ。」


絢香がそう言って微笑んだ。



絢香・・・ 


うれしかった。絢香の口から
さくらを見たいなんて・・・


「おう。 行こう。」