俺は、ふらつく絢香を抱えながら
絢香の部屋へと向かった。



「どーしてここへ来たの?」


「ちゃんと食べてるかなと思って、これ。」


俺はタイヤキをかばんから取り出した。


「ああ、ありがとう。」


絢香は、そう言って笑った。


熱のせいか? 赤くほてった
絢香の顔はとてもかわいかった。


「うん、しっかり食べないとな。」