そんなある日のこと、


仕事中も下を向いて
ため息を吐く、絢香がいた。


何かあったのかな?
俺は無性に気になった。

普段から、何かを抱えてるような
そんな気はしていた。




仕事を終えて、裏口から出ようとする
絢香を俺は呼び止めた。


「川島さん、待ってください。」


「どーしたの?」


「今日はどーしたんですか?
元気ないみたいでしたけど。」


「えっ!? そうかなぁ・・・」


「はい、笑顔が無理してます。」