そのプリクラに写っていたもの……



それはあたし達四人が死んでゆく姿だった……。




真っ赤なプリクラ。

背景には確かにたくさんの"何か"が写っていた……




端っこには日付と時間が細かく印刷されていた。



時刻は"4時44分"




「や……な…にコレ……」



光はそのプリクラを落としたままゲームセンターを出てしまった。





そのあと聞いた話によると、


あたし達が撮った“アノ”プリクラは


呪われたプリクラだったそうだ。



学校へ行ったら、
死んだはずの優華と岬、
春奈もいた。


しかし皆あのお泊まりした日の記憶がないらしい…。




覚えていたのはなぜかあたしだけだった――……





あの悪夢の日からあたしは一切、
プリクラを撮らなくなった。