――――


「お疲れ~!」


「ほんと、疲れた・・・」


全てを演じきり、カツラを取って一息つく私にトモさんが声をかけてきた


「でも楽しかったろ?」


「はい!何か心のモヤモヤも取れて、スッキリしました」


「そっか。初めてにしちゃ、ナミダちゃんよく頑張ったよ。彗のナレーションは、棒読みだったけどなぁ」



「オレだって精一杯やりました~」


「ハイハイ」


トモさんは苦笑しながら頷くと、もう一度私の顔を見た