●罰ゲームの会●

「本当…。バカな事する所だった。ミタカくんの夢奪ってまで、私成功したいわけじゃないから


あの話はナシよ。あなたは自分の道を進みなさい」


彼女はそう言い、もう一度ミタカさんを優しく抱きしめた


うわぁ…


ミタカさんの歌を聞かせて、おばさんに後継者の話を白紙に戻してもらおうっていう、彗くんの案は大成功だったみたい


ミタカさんの歌は…おばさんの心にも響いたんだね


私が感動していたのも束の間、ミタカさんは荒々しくおばさんの手を振りほどいた


「今日はオレなりにケジメ付けたんだ。今更後にはひけねー


それにおばさんの会社、他の奴には任せたくないんだ」