●罰ゲームの会●

「尊敬するわ、あんたのその自己犠牲奉仕精神」


華、ため息まじりに私を見て優しく微笑む


昔から人の嫌がる仕事や苦手なことを進んでするタイプだった、頼まれると嫌と言えない悲しい性


この大学に入った時も、クラス委員を決めることになって…誰も挙手しないから、早く終わらせたくて立候補した


華なんて目むいてびっくりしてたけどね…そんなのやっても何の見返りもないじゃん!って


先生曰わく、クラス委員といっても名ばかりで仕事はほとんどないらしい


だからやろうって思ったてのもあるんだけどね


「どっかにいい男いないかなぁ~、私のサイフ代わりになってくれる心優しいイケメンくん…あぁバイトしたくな~い」


華、地方からやってきて一人暮らししてる