既に数人の女の子が集まって来ていた


キャーキャー言われていても、相変わらず全く動じる様子がない


「あれだけ女子に騒がれても、表情一つ変えないし…彗くんのお兄さんてゲイ?」


華が、遠慮もナシに彗くんにはっきり聞いた


「ゲイ!?な…何で?んなわけねーじゃん、いたっ…いたってノーマルだけどっ」


やたら焦ってる


それじゃ、余計誤解されるよ…


「じゃあ私に全く興味なさそーなのは何で?」


「華ちゃんに興味なさそーって?あ~、兄貴あれで意外とシャイだからさぁ、普段の冷たさは照れの裏返しっつーか」


彗くんは頭をポリポリかきながら、すまなそうに華を見る