音出したら迷惑じゃないかな…


そう思った私の考えを打ち消すかのように、トモさんが大きな声で言った


「彗っち、これもいい宣伝材料じゃん。どうせこの人数で大して遠くまで聞こえないだろーから、めいっぱいでかい音出せよな」


「ラジャ!」


彗くんニッと笑うと、携帯のボタンをカチカチと数回連打した