●罰ゲームの会●

「じゃあ…麗子さんがまた歌ってくれれば、人も集まるかな?!」


「…麗子は、もうミタカんとこでは歌わないと思う、辛いだけだし」


「辛い…どうして?」


「男と女、イロイロあるだろ?」


トモさんが私を見てニッと笑う


女…じゃないけど、あっだから余計二人はややこしくなったのかな!?


「じゃあ、私やろっか?」


え?


あっけらかんとした表情で言う華に、みんなの視線が一斉に集まった


「私、高校の時は地元で結構有名なバンドにいたんだぁ。最近歌ってないけど、歌詞とメロディー教えてくれればすぐ覚えるし」


華は妖しげに微笑むと、全員を見回す


みんな固まってる…