「うっわ~すごい人!店ん中入れそうにないなぁ」


「うん…」


トモさんの提案で、私たちは彗くんが働いている、フルーツバーの前までやってきた


この間来た時とは打って変わって、ものすごい人で賑わっていた


彗くんが突然おばさんに駆り出されたのも分かる気がする…



「どーする?並ぶと時間くうし、顔だけ覗かせるかぁ」


トモさんがタカシくんに問いかける


「ういっス!」


人混みをかき分け、店の中に入る