ガバッと飛び起きた


そうだ、私昨日彗くんのうちに泊めてもらったんだった


昨日女と出て行ったハズの彗くんのお兄さんが、しゃがんで私の顔を覗き込んでいた


「あ・や・ま・れ」


私の鼻をぐいっと押す


「何で私が…?しかも勝手に入って来ないで下さい!」


「ここ、誰んちだと思ってんの?お前さん」


あ…それはぁ


もおっ!彗くん何してんのよ、早く助けに来てっ


入り口に目をやる


「彗ならまだ寝てる、さーて昨日のワビ、どうしてもらおーか」