すっと横から手が 伸びてきて 私のとろうとした コバルトグリーンを その手はさっと 取ってしまいました。 はっとしてその手のほうを 見るのと同時に。 「あ、すいません…」 この声!!! 何度も何回も 忘れようとしたけど 忘れられなかった…。