―麻友は悪くないから。― そうであることを彼女に 伝えるために。 そして否定することで本当の 自分を隠したかったから。 本当の自分? 否定しながらどこかで 麻友の言っている事が 図星であることを 認めまいと している自分。 こころのどこかで答えは わかっているのだろうけど それを理解しようとせず 逃げている自分。 逃げてるんじゃない。 諦めているんじゃない。 私は彼の隣で笑う 「彼女」を思い浮かべ… 彼を困らせたくないから。 私は自ら退きました。 一生懸命 そう言い聞かせて。