「ご注文は…?って いってもここ紅茶とケーキしか ないんですけどね」 その女の子は私たちに 屈託のない可愛い笑顔で 話かけてきました。 「じゃ、2つで…」 そう答えながら私たちは やっぱり下を向いてしまいました。 少しして 同じ「学校」というものでもこうも違うものなのだなあと感心しながら 黒板や掲示板、気づけばひとつひとつをぼんやりと見つめていました。