「何か飲む?」



「いんや要らない、さっきコンビニで買ったから一緒に飲もうぜ」



そういえば大きなビニール袋提げてたっけ・・・・



でも綺羅は寛人が珍しく家を訪ねてきた事を不思議に思っていた。



「ねえ、寛人珍しいね。一人で来るなんて」



「そう?まあ俺も綺羅とゆっくり話をしたくってさ。綺羅の好きな奴の話も聞いてねえし。


明日は休みだし、オールでお兄さんが話を聞いてあげようではないの」



「ちょっとオールって何よ。寛人が明日休みでも私は明日雑誌の取材があるの」



「マジかよ、何時に?」



「えっ・・・・と昼からだけどさ」



「なんだ、昼からかじゃオールで飲めるじゃん。お前の話も聞きたいけど、俺の話も聞いて貰いたいしさ」



寛人の話?何だろう・・・・



彼女にとうとう愛想着かしたとか・・・・・・・・



まさかね・・・・・・



自分の都合の良いように考えてしまう・・・・・・・



はあ~私ってイジワルなオンナ・・・・・・・