綺羅はお店の前で入ろうかどうしようか悩んでいた。



「綺羅、もうここまで来ちゃったんだから会うしかないんじゃない?」



「うん・・・・どうしよう・・・やっぱり帰ろうかな・・・・」



「何言ってるの、悩む気持ちも分かるけどさここまで来たんだから彼女がどんな子か見てみたくない?」



結局、あれほど会うの辞めるって言ってたけど、やっぱり好きな人の彼女を見てみたいという欲求に勝てず本日この場に来ちゃったりしてる。



確かに寛人の彼女がどんな子かすごく知りたい



ただ、昨日から寛人の彼女はこっちに来ていて当然寛人のマンションに滞在している
多分、昨日の夜、寛人と彼女は・・・・・



・・・・・・してるよね。



はあ~私って何てこと考えてるのよ!



でも、やっぱり気になるよ



寛人はどういう風に彼女を抱くのだろう・・・・・



私、彼女に会ったら普通で居られるかな?



「さっ入るよ!」



結局、南に引きずられる形で私たちは待ち合わせの居酒屋に入っていった。