ホントの恋の見つけ方


席に戻ると、南と寛人は彼女と会う日取りを早速決めていた。


とりあえず、私は仕事が詰まってるって言ったらしく寛人も会うことに関しては何も振ってこなかった。


「ところで、綺羅の好きな奴まだ聞いてなかったな」


ゲッ・・・まだ覚えてたか・・・・・・


「そういう寛人から先に話してよ」


寛人のことは聞きたい気持ちと聞きたくない気持ちが私の中で対立していたが、やっぱり好きな人のことは何でも知りたいっていう欲求が勝った。



「そうだな、じゃあ俺の話終わったら綺羅の恋話包み隠さず話せよ」



「・・・・・・・うん」



今の好きな人の話だけは何とかごまかさなくちゃ!