「綺羅、もうさ~寛人に好きだって告白したら?」
「それは絶対に嫌!だって彼女とたとえ遠距離恋愛でもうまくいってるんだよ!私の入り込む隙間なんて1μもないよ。そんなんで告白してこれから寛人と気まずくなって話せなくなったら絶対に嫌だモン」
「まあね~寛人も一途っていうかなんていうか会えないのによく我慢できるよ」
「あっそうだ!今週末、寛人の彼女こっちに遊びに来るんだって。それで会う?って聞かれたけどあったら私、普通じゃいられなくなるから南の悩み相談で会えないって言っちゃったから口裏合わせてね」
「はあ~?私悩みなんてないんだけど~でもさ彼女来るんだ?綺羅が会いたくないって気持ちも分からなくはないけど私は会ってみたいな。寛人がそこまでして一途に思う彼女とやらを見てみたいよ」
「・・・・・・・・・・・」
「綺羅は仕事とか何とか言ってこなくてもいいよ。私がよ~く見といてあげるから。じゃ私もう戻るね」
「ちょ・・・・南・・・・トイレに行くんじゃなかったの?・・・・
はぁ~寛人の彼女に会うなんて・・・・・私は・・・・・やっぱり会えない・・・・いや会いたくない」

