綺羅は驚いた。まさか自分の名前が出てくるとは思わなかったから 「せん・・せ・・・私がわかるの?」 「伊藤・・・綺羅だろ?西南高校の・・・・」 「そう、じゃあこの間の朝のことは覚えてる?」 「あさ?・・・・・・・」 「この間の朝、ジョギング中に私先生に会ってるんだけど」 「・・・・・・・・・・」 「せんせ・・・・」 綺羅は気になって先生の顔を覗き込むと不意に抱きしめられてしまった