綺羅は大学に入学すると同時に姉が住む都内のマンションに越してきた
でも当の姉は海外の大学に留学が決まり出て行ってしまったので今は綺羅が一人で住んでいる。


都内でも静かで近くに大きな公園もあって立地条件は抜群



その日、綺羅はこっちに来て毎日の日課にしているジョギングに出かけた。



早朝のジョギングは体力作りにもいいし、なんと言っても朝のすがすがしい空気を吸うのがたまらなく綺羅は好きだった。



今朝の公園は妙にひっそりとしていた。



「よし!いっちょ走るか!」



そういって綺羅は朝靄の中を走って行った。