寛人は図書館にいるという情報を聞いて早速綺羅は医学部の図書館へ向かった。
メールを送ってからと思ったけど図書館で音が鳴り響いたら困ると思って直接向かうことにした。
思い大きなドアを開けると図書館特有の紙とインクのにおいがした。
医学部の図書館なんて初めてなので少々気後れしてしまう感じだったが、すぐ目当ての人物を見つけることが出来た。
ソロソロと寛人の席に近づいた。
「ひろと」
後ろから寛人の肩をたたきながら名前を呼んだ
一瞬びっくりした感じであったがすぐに振り返り呼ぶ声が綺羅だと気付くと
場所を変えるかといってさっさと片付けて綺羅の手を引いて図書館を出た。

