「ねえ、カズ、寛人今日忙しいかな?」 「たぶん、今日は図書館に行くって言ってたから実習はないはずだよ」 「ごめん、カズ。私、直接寛人に聞いてみる。こんなこと本当は聞いちゃいけないのかもしれないけど、ちょっと気になるから」 カズは綺羅の気持ちを察してか、頑張ってこいよといって送り出してくれた。