「寛人・・・正直に言うね。私、ずっと寛人の事が好きだった。彼女が居てもずっと好きで・・・・何度も何度も諦めようとおもったの。でも出来なかった・・・・。だから寛人に今、友達以上の存在って言われてすごくうれしかった・・・・・。まだ、寛人の心の中に私が住み着くには時間がかかりそうだけど、それでも私ずっと寛人のこと好きでいてもいいかな」 綺羅は意を決して言わないでいようと思っていた自分の気持ちを寛人にぶつけてみた。 それを黙って聞いていた寛人が徐に綺羅を自分の胸に抱きしめた。