パシャ パシャ・・・・・・



眩しいほどのフラッシュを浴びながら綺羅はポーズをとっていく



綺羅がしなやかに動くのをカメラは追いながらシャッターを切り続けている。



一体何枚撮っただろう。



綺羅にはさっぱり見当もつかなかった



「それじゃいいよ!お疲れさん。今日は終わりにしようか」




やっと終わった・・・・・・




綺羅はホッとして肩の力を抜いた。



「綺羅、お疲れさま。疲れたでしょ?今日は珍しく撮影に時間がかかっちゃったからね」



そういって隣にいる美奈さんは私のメイクを落としながら話しかけてきた。




「ううん、大丈夫だよ!これくらい慣れっこだもん」



それを聞いて美奈さんは、さすがに売れっ子モデルは泣き言言わないで偉い偉いと誉めてくれた。




そう、私、伊藤綺羅は今をときめくカリスマモデルだった。