「何か、食べて帰ろう!
二人がようやく一緒になる一歩を踏み出したお祝いに。
奢ってしんぜようー!」

徹くんの発言に祥ちゃんは手を叩いて

「ありがとう〜!では、ラーメンで」

「…庶民的だなあ。
あのな祥太郎、レディもいるんだからもう少し上品な食べ物、言えないの?」

徹くんが苦笑いをすると

「アホウ!!遊びの女なら上品な所に行かねばならんが、梓はそんな気を使わなくていいんだ!!」

「…それ、どういう意味よ?」

私は祥ちゃんの頬をキュッ、とつねる。

「い…痛い」

その様子を見ていた徹くんは爆笑して

「いい夫婦になるよ〜!」

そう言っていた。