「祥ちゃん!」

深い眠りに入り込んだ祥ちゃん。

私は叩き起こす。



武紀との話し合いは大筋でお互い納得のいく結果に達して。

後は徹くんが色々進めてくれる事になった。



離婚届も書いて。

明日、出す事になった。



「俺が言うのもなんだけど…」

祥ちゃんが寝ている間に。

武紀は先に帰ったけど。

帰り際にこう言われた。

「柏原に幸せにしてもらって。
アイツなら、梓を幸せに出来ると思うから」

私は頷いた。