それを聞いて、私はやっと、カズくんが私に声を掛けてきた本来の目的が分かった
カズくんはクラス委員だ
だから数学のノート提出日である今日、クラス全員分のノートを集めて、先生の所まで持っていかなければならないのだ
それに気が付いた私は、慌てて机を漁って、数学のノートを見付け出した
「あ、はい……」
「……あ、ありがとう……」
そう言って、私がノートを渡そうとした時、ノートを持っている私の指先と、受け取ろうとしたカズくんの指先が一瞬触れた
それだけで、私の心臓は再度、跳ね上がって、触れた指先は、一瞬にして熱を帯びたのが分かった
カズくんを見ると、彼もまた驚いた顔をしている
私は慌ててカズくんに謝った
「ご……ごめんなさい……」
「あ……こっちこそ……」
カズくんがそう言った時だった
「カズー!それ持ってったらバスケやるぞー!」
声のした方を見るとバスケットボールをもったクラスメートの男子がカズくんを呼んでいた
「おぉ!今いくー!」
カズくんはそう返事すると、私から受け取ったノートを持って、その男子の方へ向かおうとした
その時だった
カズくんはクラス委員だ
だから数学のノート提出日である今日、クラス全員分のノートを集めて、先生の所まで持っていかなければならないのだ
それに気が付いた私は、慌てて机を漁って、数学のノートを見付け出した
「あ、はい……」
「……あ、ありがとう……」
そう言って、私がノートを渡そうとした時、ノートを持っている私の指先と、受け取ろうとしたカズくんの指先が一瞬触れた
それだけで、私の心臓は再度、跳ね上がって、触れた指先は、一瞬にして熱を帯びたのが分かった
カズくんを見ると、彼もまた驚いた顔をしている
私は慌ててカズくんに謝った
「ご……ごめんなさい……」
「あ……こっちこそ……」
カズくんがそう言った時だった
「カズー!それ持ってったらバスケやるぞー!」
声のした方を見るとバスケットボールをもったクラスメートの男子がカズくんを呼んでいた
「おぉ!今いくー!」
カズくんはそう返事すると、私から受け取ったノートを持って、その男子の方へ向かおうとした
その時だった

