私は家へ帰ると早速、先に帰っていたレイナちゃんに、あれからの事を報告した

「良かったねー!三和!」

レイナちゃんは本当に嬉しそうにそう言った後、私を抱き締めてくれた

「…うん、本当にいまだに信じられないよ……。こんな風にカズくんに気持ちを伝える事が出来たのも、全部全部レイナちゃんのお陰だよー……」

「何言ってんの!そんな事ない!アタシはただ、きっかけを与えただけだよ!頑張ったのは三和じゃん!」

「……うん……きっかけを与えてくれてありがとうー……。……ねぇ、レイナちゃん


これからもずっと一緒にいようねぇー……」

私がそう言うと、レイナちゃんは一瞬、黙ってしまった

でも、すぐにいつも通りの笑顔になって、目をそらしながら言った

「う、うん」



だけど、この時の私は幸せすぎて、レイナちゃんのそんな反応にも、深く考える事はしなかった―――…