ミラクル☆レイナ

でも、こうして考えてみたら、私は今まで友達がいなかったので、友達の家といえばカズくんの家にしか行った事がない

ましてや、異性の家なんて、もってのほかだ


それを考えたら、今度、カズくんの家に行くというのは、少なくとも私の中ではかなりの重大行事だ

そう思うと、赤面するのと同時に頬が綻ぶのが自分でも分かった


良かった……


カズくんと幼なじみで―――…


だって、こんな地味でコミュニケーションもまともにとれないような私でも家に誘って貰えるんだから―――





でも、この時の私は気が付いていなかった


カズくんと仲良くなる為に幼なじみという『特権』を使える私と、何も使えない人



その特権を持つ私は、何も持たない人に恨まれているという事―――…




そして今、私の後ろ姿を物凄い目で睨んでいる人がいる事に―――…