守ってあげたい 〜伝染〜

普段と違い絵文字も何も入れない真面目な態度に晶は少し親近感を感じた。
しかしそれはあくまでタクヤの顔が見えず、声も聞えないからである。
実際に会ったらとてもじゃないが、信用出来るような心理状態ではない。



マリコ:
辛いよ。ずっと泣いてた


タクヤ:
でもいきなり車に乗ったのは軽率だと思うよ


マリコ:
タクヤが来なかったのが悪いんでしょ


タクヤ:
それはゴメン。でも俺と真左人の二人がかりで襲ったら逃げられなかったんじゃない?俺が言うのもなんだけど初対面の男をあんまり信用しちゃ駄目だよ。