雪山で遭難した男女が山小屋で肌と肌を触れ合わせる、というのは少女マンガの代表的なドッキドキシーンの一つである。 俺は青春時代、俺の実力では決して得られぬ恋のドキドキ感を少女マンガで満たしていた。 ところでこれが実際に起こり得ればかなりの高確率で、 恋が、 愛が、 芽生えるとてつもない可能性を秘めたシチュエーションであるということをご存じだろうか。