暗い山小屋。

囲炉裏に薪をくべると、火が柔らかに小屋の中を照らした。


ミコちゃんの顔に、わずかに安堵の表情が浮かんだ。



「光さま……」

オレンジの光に照らされたミコちゃんが、俺を熱っぽい目で見つめる。



「ミコちゃん……」





ついに、ついに……!




「お鼻から血が」





アレェー!?


ホントに出てた―――!!?