この全く意味不明な×をノートの中に書かれた私はその時間、修正ペンでそれを消していた。

―ったく一也はイタズラっ子なのかドSなのか…―

その時も一也は唇を少しだけかんでイタズラっ子の顔で笑った。

「そういえば今日委員会あるらしいよ。」