DESTINY-忘れられない人-



私は自分の席に戻り、すぐにメールを送った。


仕事中だから見ているはずはないんだけど、そっけなく

【届いた?】って。




送ってから気付いたけど、私の名前もアイツは知らない。



【矢沢奈美って名前だから!】


もう一通メールを送っておいた。





私の降りる駅につく直前、アイツが通路を歩いてくるのが見えた。




私の横を通るとき、チラっと私を見た高森勇介。



私のひざの上に紙切れを置いた。




【勝手に運命感じてしまいました。最初からずっとあなたが気になっていました】