「よいしょっ」
「きゃっ…」

健哉があたしをひょいと持ち上げた。

「行くぞっ」
健哉はあたしを持ち上げたままどこかへ向かっていた。


ガラガラッ…──

「失礼します……先生、いないみたいだなっ」

健哉があたしを連れて来たのは保健室。

「健哉…?」

健哉はあたしをベッドを上におろした。

「他の奴に見られたくなかったから…//」
「ありがと…///」
健哉につられてあたしも赤くなった。