千葉くんが、「千春」って言って
くれた。
そんな小さな事だけで、あたしの
心のモヤモヤは無くなった。

「じゃ、あたし、ここだから。」
気づけば、もう家の前。
「うん。ばいばい☆」
「ばいばい…//」
あたしは、手を振って家に入ろうとした。


「千春っ…!!」
「えっ…」
千葉くんに呼び止められた。
振り向くと千葉くんは
「あっ、何でもない!ばいばい☆」
そう言って行ってしまった。

何だったんだろー…?


その夜は、ぐっすり眠った。