姉ちゃんには秘密〜オレの甘甘ツンツンな想い〜オトコメセン

それから、夜になって広樹とカレーを食べた。
すごく美味しくて姉ちゃんのカレーは、絶品だなって思う。


先輩も食べた事あるのかなって考えると、オレは切なくなる。きっとオレのが食べた事があってもそう思うんだろうな。


家族に対して作るのと彼氏にとじゃ全然違う気がするから。どんなご飯を作るのかちょっと気になった。



今日のカレーよりも絶対に美味しいよな。きっと…



なんで些細な事でも気になんのかな?オレ…なんでこんな気持ちになんのかな?


相手は、仮にも姉ちゃんなのに…絶対に相手にされない姉ちゃんなのに…



「姉ちゃん…」



広樹は、カレーを食べるとさっさと帰ってしまった。リビングに行くと、ソファーに置いてあるクッションに顔を埋める。



微かに姉ちゃんの香水の匂いがした。