「真澄。大丈夫よ、あなたは彼に存在を知ってもらってるじゃない。この広い日本にどのくらいの人が彼に好意を抱いてる?だから、あなたにはチャンスがある。今は彼女がいたって…いつか真澄の魅力に気付く日がくるわ。」

お母さんはそう微笑んだ。いつも、お母さんはあたしを励ましてくれる。
いつも、前向きにしてくれる。

偉大な、お母さん。
あたしはそんなお母さんみたいな女性になりたい。
きっとそんなこと、口に出せないだろうけど…いつか手紙とか、そういう形でも伝えられたらなって思う。

「ありがとう、お母さん。」