でもきっと、咲智が好きになった人なんだから心も綺麗に決まってる。
外見だけじゃなくて、きっと心も綺麗だと信じたい、信じる。

だから、心配はしてないよ!あたしは、咲智を応援する。大好きな、大切な親友の咲智の幸せを心の底から祈ってる。

咲智、あたし達はここにいるから、幸せになりなよ。


「咲智も、阿由葉も恋してていいなあ。」

「すればいいじゃない。」


アイスティーにガムシロップを掛けながら優しく笑う阿由葉。…そうだけど。

「きっかけ、とか出会いがね…」

「まあ、恋は気付いたらしてた、ってやつだから気長に待つしかないね。」

ごもっとも。

「恋したいよー。」

キラキラと日に日に可愛くなるみんなを見てるとあたしだけ取り残された気持ちになっちゃう。

孤独、感じちゃうんだ。