その親友は、あることをきっかけに法曹になる夢を諦め、教授になるという新しい夢を見付けた。

お母さんはそれを応援した。一緒に法曹にはなれなかったけど、同じ法律を職業にするその人は、同志だとその人がコメンテーターとしてテレビに出ていたとき得意げに笑っていた。

あの日から、大学はある程度の司法試験合格の実績があればいいと思っていたあたしはどうしてもあの人から学びたいと思った。