♂♀王様ゲーム♀♂



「…あぁ!?」
すっごい大きな声を出して隼人が叫んだ。
「おいおい、いくら姉貴だって美久を泣かせたら容赦しねぇぞ??」



どうやら、私がお楓さんに何かされたと思ってるらしい…

「…ぷっ」

「…え?」

「あははっ」

「あれ?美久どうしたの…?」

「別に楓さん関係ないよ??」

「え!?まぢー??よかったぁー」

落ち着いたのか隼人は笑い混じりにソファに座った。






「美久ー、部屋行こっ♪明日のこと話すからぁー」

「うん、明日どっか行くの??」

「上で話すー」

そう言って手を引っ張られ半強制的に連れて行かれた。
あー、もうちょっとだけ楓さんと話したかったなぁー…と思いつつ2階へ



リビングに残された楓さんとるなちゃん…

「はやにぃのこと好きだねあの子」探偵っぽく言うるなちゃんに

「ふふ、どっちかっていうと隼人が好きなのよ」

「そうなんだ!!」

「うん。あの子なら大丈夫よ…」

「??」

「ごめんごめん、じゃあ私たちも帰ろうか!!」

「うん!!新ちゃん来てる??」

「来てるよぉー?でもお姉ちゃんのだから渡さない!!!」

「やだーーーーっ!!!」


2人は叫びながら帰っていった-。