―早くも、1年生の2学期― 私は友達も出来て、充実した学校生活を おくっていた。 「古川君って、かっこよくない?」 突然、【さなえ】が言って来た。 「そうだねー」 私が返事をすると、さなえは話しだした。 「さなえねえ、古川君好きなんだー! かっこいいし、運動出来るし、 いいよね~。」 小学生1年生で、恋? 私は不思議に思った。 ・・不思議に思ったけど、 私もいつのまにか 古川君が好きになっていた。