『あ~…終わった…絶対、怒られる…。』 昨日も忘れたし、連続はヤバい。 『助けて…たっくん。』 涙目になりながら、拓斗にしがみついた。 「その言い方キモい。離せ。涙目やめろ。」 バッと手を振り払われて、暴言を吐かれまくった。 『ひ、ひでぇよ…。』 「うそうそ…。ほれ、泣くな。」 お前、ほんとに涙もろいな。と、苦笑いで言われた。 しょうがねぇだろ…涙もろいのは生まれつき…。 「早くその顔を伏せろ。」 『いでっ!』 いきなり頭を捕まれて、ゴンッと机に額がぶつかった。