「しょ~う!遅いっ!」 『わっ、ごめん。今行く。』 いつものように亜優のカバンを持つ。 『ん。』 「え?」 でもー… 前の俺達とは違うのはー… 『手、繋ごう?』 「……うん!」 恋人になったってこと。 左手は、俺と亜優のカバンを持つ手。 右手は、亜優と手を繋ぐ手。 「ふふっ、付き合ってから初めて一緒に学校行くね。」 『そうだね。』 俺の隣でずっと笑っていてほしい。 俺はそれだけで幸せだからー…