『保健室』




白い天井を見上げた



このまま君の寝顔を見つめているのが怖くて




何度も僕の名を呼ぶ君を


愛しいと思ってしまわないように




君は僕の生徒


僕は君の先生




だから だめなんだよ



僕の夢を見ている君を

大事に思ってしまうことは罪なんだ




ねぇ、君はどんな夢を見ている?




僕の名を何度も呼ぶ君



夢の中でなら許されるだろうか?




君の夢の中に入り込み


君を強く抱きしめよう