野田の言葉とは裏腹に、しっかりと大きくなったモノが弥生にも感じ取れていたので

「その心配はまるでないみたいですよ。さあ!やりましょう。そして私の元気を野田さんにもあげますから。」

弥生が健全な誘惑をしてくるので、益々挑めない野田だったが、美味しそうなご馳走を目の前に手をつけないのは男の恥と思って思わず

「いただきます!」

と言いそうになった野田だったが、何がが後ろ髪を引く。

―そうだ。マリアだ! 

お前は聖母マリアを抱けるのか!?

そう自分の息子に問い掛けると急に萎んで戦闘意欲を無くしてしまった。

悲しいけど、これが俺。

絶対、後で後悔するけどしょうがないかぁ。

そう思うと腹も座り、野田は布団を抜け出した。

「弥生さんよ〜折角のストリップだったけどよ〜肝心のこっちがこれじゃ仕方ねえ。ゴメンな。」

確かに、そこに山はなくなだらかな平地だった。

では先程、自分の足にあたったあの感覚はなんだったんだろうと弥生は狐に摘ままれた思いだったが、とにかく野田が元気になって着替え出したので

「とりあえず捨て身作戦成功!!」

と密かに喜んで自分も下着をつけだした。